毎年、テーマにそって新しいスイーツの楽しみ方を提案するイベント
「Artistic Sweets Collection 2011」が
代官山ヒルサイドプラザホールにて行われました。
今年のテーマは「CLEAN TECH」。
安心、安全といった食のクリーン化が特に注目される昨今、
豪華なゲストたちが、スイーツを通じて食への想いを表現します。
会場には、かわいらしいオブジェとともに
たくさんのフィンガーフードが飾られています。
まるで童話の世界のようです
これはパリからお迎えしたフードデザイナー
デルフィーヌ・ユゲさんがデザインした「エコシステム」。
大地や太陽、水から食物が実り、
収穫され、人間たちへもたらされるという、一連の流れを表現したもので
それぞれのステージで、デルフィーヌさんのコンセプトにあわせた
フードが盛りつけられています。
フードを製作したのは、パティシェ&ブランジェ専攻の2年生たち。
盛りつけはデルフィーヌさんと一緒に行ったのだそうです。
しっかりとしたコンセプトのもと作られたスイーツに対し、
「これは、どんな料理なんですか?」
とゲストのみなさんから質問にも、学生たちはしっかりと答えていました
また上のフロアには「Aristic Sweets Collection 2011」と
同時開催された「Next Patissier Debut Contest」に向けて
パティシェ&ブランジェ専攻の2年生たちが製作した
シュガーアート「飴細工」が飾られています。
テーマは同じく「CLEAN TECH」。
グランプリに選ばれた2つの作品は、どちらも繊細なだけではなく
それぞれの世界観が発揮された印象的なものでした。
グランプリに輝いたのは、吉田由夏さんと岡本真那美さん
お2人の作品はこちらです☆

岡本真那美さん

吉田由夏さん
優勝した2人への賞品は、なんと!3月にパリへ行く渡航権!
おめでとうございます
さて続いて、3人のプロパティシェたちによるコラボレーションが始まります。
まずは、2012年World Pastry Team Championshipの日本代表キャプテンに選ばれた
パティシェ・藤田浩司さんが登場。
「森の妖精」と銘打った柚子のジュレとショコラブランのムースなどを
組み合わせたベリーヌと、
大地をイメージしたコーヒーとショコラのベリーヌ。
この2品を鮮やかな手つきで作り上げていきます。
ゲストのみなさんは、そのデモンストレーションを見つめながら
同じものを味わうという、なんとも贅沢な時間です

そして、テーブルの右側に大きなチョコレートピエスを
どーんと置いた藤田シェフ。その形は丘のようにも見えます。
それにベリーヌをのせていき、テーブルの上には
小石のようなショコラを飾って、藤田シェフの作品の完成です!
2番目に登場したのはリッツ・エスコフィエ料理学校の選任教授である
ピエール・プレヴォさん。
1つめは冬や雪をイメージしたスイーツ。
パートシュクレの上には栗のクリームと
スパイスをふんだんにつかったオレンジマーマレード。
さらにゆず風味のムースをのせたものです。
もうひとつは、春をイメージ。
シソをつかった青りんごのジュレと黒ごまのサブレを
あわせたもので、お皿にはリンゴのチップスを使っています。

藤田シェフの作品のとなりに
ショコラで作った、枯れ枝と雪玉をテーブルに飾り
その上に、冬と春のスイーツを飾り付けていくピエールシェフ。
実に美しいプレゼンテーションでした
3番目に登場したのは、和泉光一さん。
世界のコンクールで数々の受賞を果たしている注目のパティシエです。
和泉シェフは水をテーマにした作品を披露してくれるとのこと。
まずは水まんじゅうの作り方をデモンストレーション。
そして2品目は茶のジュレ、黒糖蜜、あずきのベリーヌに
抹茶の泡を盛りつけた、繊細なデザート。
これらをピエールシェフの作品のとなりに飾っていきます。
その土台となるのは、川の流れを表現した飴のオブジェ。
水滴を表現したキラキラした飴のボールが散らされて……完成です
藤田シェフの作った森と大地、ピエールシェフの作った雪で覆われた冬の世界、
そして和泉シェフは春の雪どけを表現。そしてその水はまた大地や森をうるおしていく。
3人のコラボレーションスイーツは、人間にとって
何が大切なものなのかを、静かに訴えかけてくるような気がします。
最後にはデルフィーヌさんを加えた、4人のゲストからコメントをいただき
「Aristic Sweets Collection 2011」は終了。
スイーツのチカラを感じる、すばらしい時間でした